『あなたのコピーで、お客様を困らせていませんか?』
言い方をちょっと変えてみると、
『あなたのコピーは、お客様を迷わせていませんか?』
ちょっと想像してください。
『ALWAYS 三丁目の夕日』の時代のことを。
この頃は、機能や性能がそのままキャッチコピーであり、
購入動機とイコールでした。
選択の余地がなかったわけですから。
メリットを、そのまま伝えれば良かったんです。
でも今は違いますよね?
いろんなモノで溢れかえっています。
例えば、昨年の地デジ化によって
多くの人が地デジ対応テレビを購入しました。
この時、『地デジ対応』以外の選択のポイントって何があったでしょうか?
その時のことを思いだしてください。
メーカーごとに、沢山のメリットを強調していました。
しかし、機能や性能で購入を決めたんでしょうか?
と言うか、メーカーが示すメリットを
どれだけ理解できたでしょうか?
多分、いくつかのメーカーや機種を比較してたら
「どれも大して違いないよなぁ・・・・」ってなったと思います。
こうなってくると、値引率の高いモノとか
単純に価格の安いモノ、或いは、一番機能が多いモノ・・・
店員がオススメするモノ。
「このメーカーの、この機種じゃなきゃ買わない!」
そう言える人って、少数の人です。
み~~んな、どれがイイんだか悩んで
価格と、店員の対応次第です(^_^;
実はこの時、
店員は、あなただけに響く魔法の言葉をささやいていたはずです。
あなたの悩みを解決する言葉を。
あなたの背中を押してくれる言葉を。
ここで最初に書いた一文を思いだしてください。
『あなたのコピーは、お客様を迷わせていませんか?』
多くのメリットを並べ立てて、余計に混乱させてしまっています。
では、どうしたら良いと思いますか?
「一番、見て欲しい事を1つだけ挙げる」
うん、これだとちょっと違います。
それではメリットの1つをピックアップしたに過ぎません。
『お客様が欲しいと思うことを1つだけ見せる』
これまでに、ターゲッティングの話しを繰返ししてきました。
だから、これだと思うことを1つだけ見せるんです。
例えば・・・・
「このテレビは、10年後も今と同じ美しい映像なんですよ」
「今も10年後も変わらない美しい映像なんです」
“10年間、新品と変わらないんだったら
コストパフォーマンス高いよね~
それなら、多少高くても仕方ないな・・・・”
こんな風に思いませんか?
立派な購入動機になると思いませんか?
もう一つの例
「このテレビは、全チャンネルを24時間録画し続けます」
こんな風に書かれてても、「すごいね~」って思うけど
「これが絶対欲しい」とは思わないです。
「全チャンネルを24時間録画」すると、どんな風にイイんでしょう??
この機能があることで得られるイメージを伝える。
それも、お客様の悩みを解消してくれるようなイメージです。
■まとめ
【コピーを読む人を迷わせない】
【悩みを解消させるイメージを1つだけ与える】
次回は、ターゲットの悩みの深刻度による
コピーライティングの違いについて書いて見ようかな。
■編集後記
何度かお知らせしている、今だけ無料のこのノウハウ。
これ、かなりの刺激になりますよ。