私は『洗脳』については
本が一冊書けるほどの知識と経験を持っています。

例えば、請われて自己啓発のトレーナーをしていた事もあります。

『洗脳』についての出逢いは、『宗教と催眠効果』について
非常に強く関心を持っていたときのことでした。

『宗教と催眠効果』について調べていく内に、
『洗脳』に行き着いたんですね。

『洗脳』については、ヒトラーが体系化して、
毛沢東が完成させたと言われています。

『洗脳』するとはどういう事か、
大体イメージはしていると思いますが、
どういう事をするのかは知らない方がほとんどでしょう。

『洗脳プログラム』の応用例として、自己啓発のセミナーがあります。
逆に、これに従っていないセミナーは効果が薄いと言わざるを得ません。

『洗脳プログラム』にはいくつかの段階があり、
その各課程の中で『催眠効果』を上手く利用しています。

『催眠効果』という言葉を用いましたが、
『暗示』をかけるといった方が分かりやすいですね。

この『暗示』なんですが、多くの方が

『重要な文章は3回以上繰り返すこと』と言ってますね。

覚えて欲しい事は、『繰り返す』事によって、記憶されます。

それも、潜在意識下に。

実は『洗脳プログラム』の肝はココなんです。
潜在意識を作り変える事にあるんです。

潜在意識の下に蓄積された情報は、
基本的に正しい情報として認識されています。

意識的にそれに判断を下さない限り、全て正しい事なんです。

先ほど、繰り返す事が大事である事を書きましたが、

SEO対策として行われる、キーワード出現率の調整がありますよね?

人間に読ませるためではなくて、
検索エンジンロボットに読ませるために。

でも、人間にも効果が大きいのです。

キーワード出現率が高いモノは、無意識下に入りやすいのです。
ロボットと同様に、キーワードの出現率が高いと
潜在意識に重要なキーワードであると認識されやすいのです。

ココまでに重要な事が2つ出てきました。

『覚えて欲しい事を繰り返す』
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それも形を変えて繰り返すとより効果が高まります。

『潜在意識にある情報は、常に正しいというイメージで捉えられる』
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情報を出し渋るのは好きではないので、もう一つ

「私は何の専門家でしょうか?」

この記事の冒頭に、

「私は、『洗脳』については
 本が一冊書けるほどの知識と経験を持っています。」

と書きました。

その後の文章を読まれて多分、
私が『洗脳』についてのスペシャリストだと
感じたのではないでしょうか?

『私は○○です』と宣言する事の重要性と、

  『活字=正しい』というイメージ

あなたは、強い暗示を受けて育ってきているんです。
あなただけじゃなくて、字を読める人のほとんどがそうでしょう

あなたが、字を覚え始めた頃 絵本を読んでいましたね?

あなたが、小学校で教科書に書かれている事は
全て嘘だから信じないで下さいと言われましたか?

全く逆の事を言われましたはずです。

『教科書=本』に書かれている事は正しい事だから
何度も読んで覚えるように言われましたよね?

 本に書かれている事は正しい → 活字になったモノは正しい

新聞に書かれている事は正しい事?

大人になるに従って、正しい判断が出来るようになってきますが、
それでも、ココに書かれている事は信憑性が高いから
信じても良いだろうと言う判断をしますね。

それは、理性で正しいか正しくないかを判断している事ですね。

しかし、『活字』は無意識のうちに入ってくるのです。
先ほど、潜在意識化の情報は常に正しいと捉えられると書きました。

新聞を開いて、見出しを見て気になる記事だけを読んでいたとします。

その他の記事は読んでないけれど、
他の記事の見出しや広告が
しっかりと無意識下に入ってます。

同様に、『映像』についても、
『自分が見たモノは常に正しい』と認識されますね。

これも 無意識下に入りやすいモノです。

もう一つ重要な事があります。

最初に無意識下に入った情報は、
後から入った情報よりも正しいと認識されやすい事です。

いつ覚えた事なのか はっきりしないにもかかわらず、

「前から知っていた」

それに活字の力が加わると

「何かの本で読んだ事がある」・・・

記憶とは曖昧ですが、それが潜在意識の影響を受けると
たやすく信じてしまいます。
詐欺師は、このようなテクニックを実に上手く
潜在意識を利用しているんですね。

だから、いともたやすく騙されてしまうんです。

詐欺師の場合は、願望が実現されることを『信じたい』
と言う心理も上手く利用しています。

『潜在意識』と『暗示』を使う事によって
相手をたやすく信じさせたり、『煽らずに煽る』
そんな事が可能になります。