【ステップメールの書き方・4】読んで欲しいのは誰?
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ステップメール無料講座(4)

今回は、シナリオ作成前に完了させておきたい
もっとも重要な『誰に』についてを考えます。

これは、ステップメールに限らず、
ライティング系全般に渡って、
最も大切なポイントになります。

『読んで欲しいのは誰か?』

この『誰』がイメージできると、
どんなコンテンツが喜ばれるのか、
どんなフレーズに反応してしまうのか

そういった特定の『誰か』だけに向けた
とても強いメッセージを送ることができます。

そのため、かなり内容が濃くなりますので、
数回に渡って、細かく説明していきますね。

この部分が疎かになると、
成約率の高い文章は作れませんから。

どのように、
全体のストーリーを組み立てていくのか?

どのように、文章を組み立てていくのか?

どのようなノウハウに興味を示すのか?

その為には、『誰に伝えるか』が重要なんです。

『誰に、何を伝えるか』

コピーライティングと言っても、
一番重要なことは、たったこれだけのことなんです。

あとは、こちらの意図したイメージを
どれだけ正しく読み手に伝えられるか。

その為の細かいテクニックやノウハウはありますが
でもそれは枝葉のことで、重要なのは

『誰に、何を伝えるか』

本当に、これだけなんです。

へたくそな日本語でだって、
イメージを伝えることはできます。

『誰か』が、書き手であるあなたに見えていないと、

興味を持たせるようなフックを考えることも出来ないし
話しに引き込ませるようなストーリーも考えつかない。

『誰か』が見えてくることで、
『何を伝えるか』、『どのように伝えるか』が見えてきます。

もし何も浮かばないのであれば、
それは単に、その『誰か』に成り切って
考えることが出来ていないからです。

その為にも『誰』についての十分な調査が必要になります。

このイメージを伝えたい相手、
読み手のことを『ターゲット』と呼びます。

以下、調査項目をまとめました。
まずはターゲットを調べましょう。

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【1.ユーザーを知る】

    ■ターゲット、人物像に迫る

  • 男性ですか、女性ですか?
  • 年齢はいくつくらいですか?
  • 既婚ですか? 未婚ですか?
  • 子供はいますか/年齢は?
  • 身体的な特徴はありますか?
  • 性格面での特徴は何ですか?
  • 学歴や職種などの特徴は何?
  • 時間に余裕がある方ですか?
  • 年収は大雑把にどのくらい?
  • 頭の回転は良い方ですか?
  • 空気を読める人ですか?
  • パソコンのスキルはどのくらい?
  • ネットスキルはどのくらいですか?
  •  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 何色が好みですか?
  • 何が好きで、何に興味を持つの?
  • プラス思考ですか? マイナス思考ですか?
  •  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 宗教観、価値観、人生観は?

こうしたイメージを掴めると、
下記の設問に答えることができます

動機となるような経験は?

どんな人に紹介されたら、
その人は信頼してくれるのか?

ターゲットが抱える不満や悩み

巷にあるノウハウを実践しない理由
該当する商品を購入しない理由

欲求や目標を達成した時のイメージ

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それでは実例を挙げて考えてみましょう。

紹介したい教材は、『英会話の学習』です。

1.ターゲット、人物像

■動機となるのは?

 

過去に英語を学習したがうまく行かなかった

 

仕事上で、英語が必要になった

 

趣味で、海外の情報を収集する為

 

友人が英語圏の人なので

 

映画やドラマを、字幕無しで見たいから

 

資格取得・就職活動のため

ここで、メインとなる動機を一つ選択します。
動機が決まると、ターゲットが所属するグループを
より細かく絞り込むことができます。

「ちょっと待ってよ、
 どうして一つに絞らないとダメなの?」

「選ばなかった動機の人が見たら、
 せっかくのステップメールが意味ないじゃん!」

ステップメールの説明だけで、
こうしたターゲッティングについて、
ここまで説明していなかったですね。

例えば、人混みの中で

「そこのジャケットを着た人」

と呼びかけても、誰も振り向いてくれません。

大阪の繁華街で、「そこのジャイアンツファンの人」
と呼びかけた時は別の意味で振り向いてくれません(笑)

逆に、「そこのタイガースファンの人」ならば
『われこそは』と、想像するのも恐いくらいの反応だよね(笑)

ジョークを交えた例でしたが、
反応しやすい『属性』と、反応できない『属性』

この2つがありますよね?

『ジャイアンツファン』だとか、『タイガースファン』は
それだけで、かなり深く絞り込まれた属性となります。

最初の例では、あまりにも漠然としている為
「自分のことでは無い」と判断されます。

もっというと、相手に聞こえません。

自分を表す属性では無いからです。

相手に興味を持ってみて貰う為には、
属性を絞り込む必要があるのです。

「英会話の教材が欲しい人」では、
興味があっても振り向いてはくれません。

でも、
「海外出張でスグに英会話をマスターしたい人」

このように限定してしまうと、
属性にマッチしていない人まで反応するのです。

「息子が海外出張だといっていたわ」

「友人がスグに
 英会話をマスターしなきゃって言ってたな」

該当する本人だけではなく、
本人に近しい人も興味を示します。

それも、強い関心を持ってです。

だから、ターゲットを絞り込む必要があるんです。

それと、この後シナリオを書いていくわけですが、
この時にターゲットを絞り切れていないと、

【漠然とした文章しか書けない】

これでは、ステップメールになりません。。。

漠然とした文章では、
『読む気にもならない』からです。

あなたに特殊な才能や技能があって
どんな話でも読み手を引きつけることができるなら
このステップメール講座は、まったく必要ありません。

そのままステップメールのルールに縛られずに
書きたいように書いた方が良いでしょう。

それができる人なら、
小説家を目指した方が良くないですか?

私には、その様な才能が無いので
常に誰かをイメージしながら書いています。

逆に、相手をイメージできないと
まるで文章が浮かんできません。

同じことが、シナリオ作成でも起こるんです。

もう少し解り易い例を挙げると、

トップセールスマンは、相手を見て
話す話題や、トークの内容を変えますよね?

誰にでもマニュアル通りの
同じ伝え方はしないはずです。

これは、相手が『誰か』を知って、
戦術を組んで対応しているからです。

だから、良い成績を残すことができるんですよね?

ステップメールは、
優秀なセールスマンを雇うことと同じなんです。

ステップメールは、1つの商品で1つだけしか
作ってはいけないというルールはありません。

『海外出張のサラリーマン向け』

『海外旅行をしたい人向け』

『進学などの為』

それぞれに作って良いんです。

1つのパターンを1本書けるようになれば、
他のパターンはカンタンにできるはずです。

・・・・ちょっと長くなってしまったので
この続きはまた来週~~~となります♪