※毎週水曜日は【バカ売れキャッチコピー】の日!

今回は【誰に向けてのキャッチコピー?】です。

いよいよ、このシリーズも終わりに近づいていますので
今回からはまとめの話し、考え方についてお伝えしていきます。

キャッチコピーを考える際に、
一人でも多くの人に注目して欲しいと考えますよね?

ネットでのビジネスに長けている人なら、
そうではないことを良く知っているのですが、
リアルがメインの場合だと、数が多い方になります。

『多くの人に注目して欲しい』、と言うことと

『興味のある人に注目して欲しい』事は違います。

『多くの人』に呼びかけた場合、『多くの人』は反応しません。

それはなぜか?

例えば、渋谷のスクランブル交差点で

「誰か助けて!」

と叫んだとき、多くの人は

「誰かが助けてくれるだろう」
「自分ではない誰かのことだろう」

そんな風に考えちゃうし、
そもそも、自分のことだと思わないので
気がつくこともないかも知れません。

面倒なことに巻き込まれたくないしね。

だけど、

「山田さん、助けて!!」

と叫んだら、少なくとも「山田さん」は振り返ります。

そして、「山田さん」の知人も振り返るんです。

「山田を知っている人なら、自分の知り合いかも知れない」

そもそもが、「助けて」というメンドウな問いかけに対して
「多くの人」は無視するのに対して、「山田さん」の場合は、
拡大解釈までして、山田さん以外の人も反応するのです。

例としては、かなり悪い条件でしたね(^_^;

では逆に、

『100万円プレゼントします!』と叫んだらどうでしょうか?

恐らく、どういった条件の人が100万円を貰えるのかが気になると思います。

でも、ここで条件の提示がないと
「あやしい」としか思わないんです。

「無条件で100万円くれるはずがない」
「のこのこ名乗りを上げるなんて恥ずかしい」
「そんな事に反応したらバカ丸出しジャン」

もう、否定的なことばかり並んでしまいますよ。

気にはなっているけど、信用も出来ない。

だけど、こう言ったらどうでしょうか?

『黒縁のメガネをしている人に限り、
 先着5名に100万円をプレゼントします!』

「これサングラスだけどOKだよね」
「100均で売ってるメガネ買ってこよう」

条件が『黒縁のメガネ』と『先着5名』となると、
ウカウカしてられないです、直ぐに行動しないとね。

同じ100万円なのに、後者の場合は殺到することが予想されます。

このように、『誰にでも』と『限定された人』では
まるで反応が違う事を想像できたと思います。

これは、キャッチコピーでもまったく同じ事が言えるんです。

『多くの人』=『誰でも』では、見向きもされない。

でも、限定された人ならば

「薄毛で育毛剤をいろいろ試したが効果が無かった人」とか
「ダイエットに失敗してリバウンドしてしまった人」、
「糖尿病と肝臓病を患っている人」
「ピンク色が何より好きという人」
「ドーナッツよりハンバーグが好きな人」
「犬はキライだが、猫が大好きな人」
「犬も猫も大好きな人」
「カレーならスープカレーという人」

ホンのちょっと条件を付けただけですが、
たったこれだけのことでも、反応がまるで違います。

例えば、「ピンク色が何より好きという人」に
ピンク色の服から小物まで、ズラッと商品を並べて見せたとしたら?

誰に向けてメッセージを送るのか。

呼び止めたいのは誰なのか?

誰に見て欲しいのか?

誰でも良い訳じゃないはずです。
知って欲しいヒト、伝えたい人がいるはずです。

その人に向けてメッセージを送るのが
「キャッチコピー」なのです。

ってコトで、今回は、
【誰に向けてのキャッチコピー?】でした~~

それではまた来週!!

PS:明日も記事を更新しているので見に来てね~♪