ビジネスをしていると、必ず、他社との協力関係が出来ます。

勘違いしている人がいるんだけど、

 外注 = 下請け

この考えで外注を頼むと、非常に効率が悪くなります。

 外注 = 協力会社

なのです。

自分を助けてくれる相手である事を、決して忘れてはいけないのです。

そして、
感謝の気持ちがあって、互いに繁栄していく関係が築けるのです。

私が若い頃、

外注さんには「指示を与える」もの

外注さんに、「なめられたら終わり」って考えてました。

確かに指示はしますが、もっと良い方法があるんじゃないですかね?

外注に出すより、「自分でやった方が キレイで早い」

だったら、自分でやれば?

それが出来ないから、お願いするんですよね?

「なめられたらいかん」なんて事を考えてると、
余計な仕事が確実に増えますから(笑)

知っていても、知らない振りして 相手を立てる事をしていくと、相手は能力以上のチカラを発揮してくれるようになります。

こちらが作業の細かな指示を出すよりも、『目的』と『方向』を正しく指し示す事の方が重要なんです。

そして、『相談』するんです。

相手が、何の為に 何をすればいいかを理解して貰う事。

コレが、『作業の指示』だけを与えた場合だと、

求めていた事と違う結果になる事が往々にして発生するんです。
だから、こまめにチェックを入れなければならなくなる。

あなたの仕事が増えるという結果になる。

何の為に、外注するか解らなくなりますよね~

お互いが目的を明確にする事で、アイデアがどんどん出てきます。

自分自身、はっきり見えていなかった部分も、人と話をする事で明確になったりします。

「今使ってる外注さん、レベル低いんだよな~」

そう思っている方、

レベルが低いんじゃなくて、あなたにレベルを併せて 故意にレベルを下げているんじゃない?

会社と会社の繋がりは形式的なモノで、

基本は、『個人 対 個人』です。

外注に出して失敗する事に、こういったミスが多いんです。

コミュニケーション能力が、こういった場面でも必要になってきます。

相手の意見を聞く事、目的を理解して貰う努力、それはより良いモノを作ろうと思ったとき、必ず必要になります。

そして、段階ごとのチェック、成果品のチェックの時に、

・良かった点を明確にする

・改善したい点を要望する

良くあるミスで、駄目な点だけを指摘し、最悪なケースでは、叱責・嫌みを言うケース。

こうなると、相手は いやいや仕事をさせられている状態になりますよね~

「ここをこうした方が、より○○○だよね~」

「ここの部分を、もっと ○○○したいなぁ」

大切なのは、相手が自ら 目的を達成したいと思わせる事。

十分な打ち合わせもなく、リハーサルもなく、初対面の人たちでぶっつけ本番。

そんな時に、だらだらと不的確な指示を出していたら 説明が終わる前に本番が始まります(笑)

ポイントを抑えること、良い方向に誘導する事。

外注さんと議論するのは大いに結構な事だけど、喧嘩腰では自分のメリットなど無くなってしまいます。

まぁ、中には 最初っからやる気の無い外注さんや、大風呂敷な外注さんもいます。

やたらと細部の事ばかり気にする方も居ます。
この場合は、全体的なイメージを説明した後、事細かな指示が必要になります。

こういう方は、最初メンドクサイんですが 仕事をきっちりやるタイプの人が多いので、小さなポイントを一つ一つ 確認しながら進めるようにしていくと、

次の仕事からは、メッチャ楽に仕事が進みます。

大抵の外注さんに意見を聞くと、驚きの表情をされる事が結構あります。

受け身の方が多いのも事実です。

 「指示を貰う」→「仕事をこなす」

特に、実力がある方に多いです。実力のほんの一部しか使ってないんですよね~、

私は、スゴクもったいないな~って思うんですよ。

お金の為に仕事をして貰うんじゃなくて、
自分の為に仕事をして貰える関係を築く事が 一番だと思います。

■編集後記

自分の代わりに働いて貰う。

そこだけを考えた場合、ツール=自動化が一番だよね。

でもね、人と人の場合は、いろんな情報を引き出す事が出来るメリットがある。

「ちょっと教えて~♪」

私、こういうの得意なんですよ(笑)