前回、シナリオと軸になるストーリーから
一気に文章を書き上げて貰いました。
早い人だと1日で3~6万文字、10通のメールができます。
初めてだと、何も考えずに一気に書いたとしても
4日はかかるのでは無いでしょうか。
これは慣れなので、数稽古ですね。
それと、大事なポイントは
この一気に書き上げる段階では
構成だとか、校正とかは考えません。
誰目線になっていようが、主語が抜けていようが
とにかく書き殴ってください。
この段階で、上手に書こうとか
もっと良い例えはないかだとか考えたら
2週間あっても書き上がらないですよ。
書いているうちに、「もっともっと」と欲が出ますが
この段階では、全体の文章をとりあえず作るのが先決です。
1回目のチェック:間違い探し・修正
全文を書き上げたら、最初に文章のチェックを行います。
このあとも、数回同じチェックを行いますので
この段階では、文章の意味が通じるかどうかです。
視点が変わったときの説明はあるか
主語や述語、動詞が抜けていないか
固有名詞は正しいのか
てにをはの間違いはないか
誤字・誤変換はないか
1回のチェックで完了することはあり得ません。
まずはザッと9割方、修正できれば十分です。
2回目のチェック:通し読みによる内容確認
大まかな修正が終わったら、次は構成などを見直します。
10通分の文章は書かれているけれど、
シナリオ通りにはなっていない場合もあります。
文章を前後させて段落を並べ替える必要があったり
説明文の追加や、いらない文章の削除を行います。
本題から話が大きくズレて、
しかもそれが長い場合はカットする必要があります。
それが本題と密接に繋がるなら、
見せ方の工夫が必要になります。
自分で読み返した文章なのに違和感を感じるなら、
それは誰が読んでも変な文章なのです。
ここで、1行の長さを適切な長さに調整します。
1行の適切な長さは、25文字が基本です。
これより長いと、頭に入りにくくなり
短すぎると、読むのが億劫になります。
だからといって、文章の
切れ目ではない所で改行してはダメです。
声に出して読んで、自然と区切れる箇所が
改行に適した箇所になります。
改行の状態もこの段階で調整します。
基本は2行。
段落が変わるときに1行空行。
章が変わるときに2行空行。
これが基本的な改行です。
4行以上続けると文字の塊に見えます。。
それと改行の仕方が、同じリズムにならないように
変化を持たせるように心がけましょうね。
この1回目の通し読みの段階でも
1回目のチェック漏れを発見できるでしょう。
今回の目的は、間違い探しではないので
気がついたら修正するだけにします。
目的はあくまで、内容のチェックですからね。
さて、この段階は実はかなり時間を要します。
私の場合で、推敲全体を含めると最低4日かかります。
トータルにかかる時間ではなく、
気分転換に要する時間も含まれています。
実作業だけを見れば、1日分くらいでしょう。
自分で書いた文章なので、
書かれている内容はほぼ覚えていますし
伝えたいことも自分で知っていますから、
それをリセットするのに時間がかかります。
なので、こうしたチェックは『誰か適切な人』に
お願いできれば、時間を短縮することができます。
しかし、構成のチェックや提案までできる人は少ないので
私の場合は自分でチェックした方が早くて確実なんです。
今回が初めての場合なら、どんなに時間をかけてでも
自分でチェック・修正を繰り返しましょう。
それらは全て自分のチカラになりますからね。
こうした経験を積むと、一気に書き上げた段階で
ほぼ修正がない状態で書き上げることができます。
3回目のチェック:通しで見直し
前回の内容の見直しと、間違い探しで
かなり読みやすくなっているはずです。
しかし、それでもまだ、
段落と段落の繋がりや、場面転換が
上手くいっていない部分があるはずです。
書籍の校正ほどの細かいチェックは行いませんが
途中で読むのが嫌になるようでは困りますよね?
読み手が、すーーっと文章を読み進められて
しっかりと記憶に残り、共感させられること。
だからといって小説家のような文章は求めていません。
文章を丁寧に時間をかけて書くことと、
小説家が書いたような文章とは違います。
ド素人が、大切な人に読んで貰うために
一生懸命に間違いを直して、読みやすくする。
小説家のようなかっこいい文章ではないけれど、
読み手に対する誠意や真摯さは伝わりますよ。
もっと極端なことをいってしまえば、
どれだけ真剣に読み手の幸福を考えて、
それを読み手に伝えることが出来れば、
ノウハウなんてどうだってイインデス!
ノウハウはきっかけなんです。
我々が行いたいのは、信用を積み重ねて
信頼を得て、読み手の心を動かして行動させることです。
その行動に当たるのが商品の購入ですよね?
カッコイイ文章などは必要ないんです。
信頼される人になれればOKなんです。
4回目のチェック:件名・フック
全体を通しての内容に問題がなければ、
次はメールの件名と、フックの見直しです。
メールを開いて貰い、
本文に興味を持って貰うため
ちゃんと興味を引くことができるでしょうか?
この部分は、悩みはじめるとキリが無い部分でもあります。
正解なんてありませんからね。
この部分は、実際に誰かに読んで貰って
その反応を見るのが早いですよ。
5回目のチェック:感情を注ぎ込む
チェックとは書いていますが、
10通目のほぼ全文書き直しです。
これまでに、全体を通して4回以上読み返しています。
自分でも信じられないくらい、
紹介する商品のことを信じているはずです。
そう、最初に一気に書き上げたときと比べて
紹介する商品をもっとずっと好きになっているはずです。
だからこそ、感情的に文章が書けるんです。
交響曲でいえば、イチバン盛り上がるクライマックスの部分です!
これでもかというくらいに感情をぶつけてください!
これで読み手とはお別れなんですから
伝え残したことがないか確認しながら、
読み手に気持ちを思いっきりぶつけてください!
この10通目までに、
感情をぶつけられるだけの関係が
お互いに築けているはずですから。
もうこのメール最後に、読み手に自分の気持ちを
伝えられる機会はないんです。最後なんです。
最後に感情的になってしまったことを誤り
その理由を伝えて締めくくります。
適切な箇所に、購入へのリンクを入れることを忘れずに。
6回目のチェック:最終チェック
10通目を書き換えたことで、
伏線を張り直す場合があります。
それと、全体を通しての強弱などのバランス。
最後に書き直した10通目のダメ探しと修正。
商品購入への誘導文の配置と
誘導文の最終確認になります。
このチェックを行うには24時間以上の、
間を空けて完全にリセットしてください。
これで、ステップメールの執筆は完了です。
自社商品などの場合は、
ステップメールの配信を開始したあとも
定期的に文章の修正を行い、読み手の反応を
チェックしながら成約率を高めていきます。
そして、フォローメールを送ったり、
他のステップメールへ誘導したり、
裏メルマガに誘導しても良いですね。
ということで今回でこのシリーズは終了です。
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このツールの元になったのは、
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という、メルマガアフィリしている人からの
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