今日は2題あります。
どちらも、心のありかたの話しです。
■誰もが予想しなかったファイターズのリーグ優勝、CS優勝!
今年のファイターズは、
シーズン前の順位予想では、Bクラスというのがほとんどで
優勝争いに絡めると予想した人は誰もいなかった。
・監督経験のない新人監督
・絶対的なエース、ダルビッシュがいない
ファンとしても、3位が妥当な線じゃないかなって・・・
ま、今季は我慢して、来季に期待だなって思ってました。
開幕後も、昨季14勝を上げたケッペル投手、
スレッジ選手が、スグに戦線離脱してしまった。
しかし、大方の予想に反して、
過去に例の無いような接戦を制してリーグ優勝です。
で、監督経験のない野球評論家が、なぜここまで来れたのか??
野球評論家をやっていただけあって、
野球理論・戦略は持っていたけれど
監督しての実戦経験がまるでなかったんです。
栗山監督自身がリーグ優勝後に「理論を捨てた」といっています。
これはある意味、自分の唯一のよりどころをも捨てて
勝つ為に何が必要なのかを追求した結果、
他に優先するべき事があると感じたんですね。
それは栗山監督の話ですが、外から見ていると
選手達が去年とは、明らかに違うんです。
一人一人のモチベーションが全然違う。
全然打てない中田翔を4番で使い続けたり、
心の弱い吉川光夫投手に絶対的な自信を持たせたり、
中田の今シーズンの初ヒットで泣いたり、
吉川のヒーローインタビューでも泣いちゃってたね。
あの多田野投手も、自分を信じてくれる監督の為にって今期は大活躍してくれた。
選手一人一人に対する信じ方が、ハンパじゃなかったんです。
その結果、リーグ優勝の時の選手達へのインタビューは
まるで栗山監督の引退式典のようなコメントだらけでした。
「栗山監督に、毎日背中を押された」
「いつも無理をさせてすまない」
「おまえが頼り」・・・・
リーグ優勝後に出版された『覚悟』という本の中で
「穴埋めはしない」ってコトが書かれていました。
ダルビッシュの穴を埋めようとしても埋めようがありません。
だから、誰もが予想できなかったんです。
穴埋めをせずにどうしたのか?
それは、可能性を信じて広げたんです。
ダルとケッペルの穴は、2人で36勝の穴です。
今季の結果を見て、武田勝、ウルフ、吉川の3人で35勝。
期待していた斎藤佑樹は、5勝止まり。
優勝できなかった昨季と比べてです。
これで勝てたのが不思議なくらい・・・・
でも、絶対的な“信頼”が選手達の意識を変えて
チーム全体の雰囲気を変え、結果に繋がった。
“たまたま”上手くいったのかも知れません。
でも、CSの戦い方は、あのホークス相手に
初戦から完全に、優勝を確信しているような戦い方でした。
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誰かの代わりをやらせるのではなく
秘めた可能性を絶対的に信じ、
そして、それを伝え続けた結果。
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私もそんな風に誰かに信頼されて、
言い続けられていたら、きっと・・・・・
そして、自分も誰かに対して、
そのように接していけたらって思います。
■見知らぬ韓国人男性から罵倒されました
ソウルオリンピックが行われる前、
東京の下町で、一人の面識のない韓国人男性と
感動のHUGSをしました。
当時の韓国人は日本を、日本人を敵視していました。
私は韓国人の彼に、ひどく罵られました。
殴り合いのケンカになる一歩手前の状態。
殴り倒して無視するのはカンタンでしたが
彼の怒りが、どこから来ているのか知りたいと言う
私の好奇心を抑えることが出来ませんでした。
彼は、この日本で、東京に来て
冷たくあしらわれたことを話してくれました。
彼は、カタコトの日本語で如何に日本が
過去に悪いことをしてきたのかを話してくれました。
私達が学校では教わらなかったようなことを。
私は、知らなかったことを恥じ、謝罪しました。
そして彼は、日本人を誤解していたと頭を下げました。
そうして、お互い涙のHUGSとなったのです。
私は“知りたい”という気持ちのままに
その年の内に韓国に行き、老人達から直接話しを聞きました。
若い人達も、どんな風に考えているのかも。
でも当時と今は違います。
日本の曲を韓国の若者が聞き、マンガを見て育ちます。
韓流スターに日本の若い世代も、オバサンも魅了されてます。
何より今は、インターネットで交流出来ますからね。
でも、最近の領土問題などを懸念している人達がいます。
HUGS(ハグ)って、言葉がいらないんですよね。
言葉がなくても、見つめ合うだけで色んな事が伝わります。
でも、ハグすると相手の暖かさ、ぬくもりと同時に
自分が受け入れられているという感覚をお互いが感じます。
涙が自然と溢れてきたりって事もあります。
今の中国や紛争を抱えた地域で、こうした
人と人との取り組みって、とても大事だよね。
先程の動画を、多くの人が見て、何かを感じてくれたら
きっと少しずつでも、平和に近づくんじゃないかな。