女子高生嘱託殺人:『心』を理解できない大人達
女子高生嘱託殺人:『心』を理解できない大人達

※『時間を生み出すテクニック』は次回に延期します※

ニュースを話題にすることは控えていますが、
今回は、あまりにもかわいそうだったので、
波田泉有さんの冥福を祈りつつ記事にします。

ニュースでは、『嘱託殺人』とか『自殺』
『自殺願望』等のキーワードが並んでいます。

彼女は本当に『死を望んでいた』のでしょうか?

自殺願望・自傷行為の意味

「死にたい・・・」と彼女は口にしていた。
おまけにリストカットの後もあった。

   ↓↓↓

だから、『自殺願望が強かった』

この考え方って、あまりにも短絡的過ぎるよ。
カウンセラーがそんなこと言っちゃダメでしょ。

表面的な事実しか見ていないです。

彼女自身が気がついていない、
心の葛藤に専門家のカウンセラーは
気づいてやらなきゃ可愛そうです。

このままでは、自殺の延長でしかないよ。

自傷行為・リストカット

自傷行為やリストカットは、
自殺とイコールではないという事実。

『自殺したいから、手首を切る』

これは考えることを放棄した解答です。

自殺がしたいんじゃない、

【自分を傷つけずにはいられない心理状態】

このスタート地点を誤ると、
『何を求めていたのか』を理解できません。

なぜ、自分を傷つけずにはいられなかったのか?

自分の中で解決出来ない矛盾が生じており、且つ、
その問題の本質自体に気がついていないから。

一般的な言い方をすれば↑↑↑このようになります。

私はカウンセラーではないし、
大学で心理学を学んだわけではありません。

しかし、「自殺したい」という方の相談・解決や
恋愛相談、人生相談を真剣にしていました。

なので、仕事でも被験者でもなく
人間と人間の心の対話をしてきました。

彼女に対しての情報を多くは知りませんが、
状況から、有ることが推測できるんです・・・

彼女が、本当に欲しかったもの

それぞれに彼女、彼氏がいた

逮捕された少年とは『親友』だったといいます。

嘱託殺人が行われる以前に、
逮捕された少年とは別の男子と家出をしていた。

という事実があるそうですね。

それと、そもそもの前提にも問題を含んでいます。

この2人にとっての『彼氏』や『彼女』が、
どういったことを意味する関係なのかということ。

これらの事から考えると

【自分だけを見て欲しい】

このような↑↑↑欲求が見えてきます。

でも彼女自身、その意味を理解できていません。
『誰に対して』そのように欲しているかも、
彼女は気がついていなかったんですね。

その欲求は、逮捕された少年に向けられていたのです。

ただ、その欲求があまりにも強すぎて、
自分の理解を大きく超えていたんです。

死にたいわけじゃなかったんです。

死ななくても、誰かがアドバイスできれば
解決出来たことだったはずです。。。

18才、青春まっさかり

この時期は、心が非常に不安定ですよね?

今まで感じたことのない感情に、
戸惑ってしまうのが青春です。

そして、どうすれば良いかを知らない。

その為に『自傷行為』や『衝動的な自殺』が生じやすい。

「看護系の専門学校を受験したい」といった
二面性が強く生じるのも『青春』にありがちですよね?

未来・将来に対する期待も大きかったはずです。

それを『自殺傾向が強い』とする専門家って、
いったい何を見ているのでしょうかねぇ

専門家は自殺遺伝子を指摘

『専門家は自殺遺伝子を指摘』

そういうのがあるのかもしれません。
でも、それで片付けられることですか??

そのような因子があったとして
カウンセラーが教科書通りにしか考えられない
そのような状況で、自殺を防げるんですか?

なぜ「死」という選択肢しか無いのか、
理解することができない人に・・・

実は、『誰かがアドバイス』するのも
『衝動的な自殺』に繋がったりします。

心のバランスが保てない状態で、
脳がショート、暴走してしまった状態に
陥り衝動的な自殺をしやすいんです。

なので、どのようにして気づかせるか、
どのようにフォローするかが重要になります。

誰か助けて・・・

彼女の叫びが聞こえてくるようです。

多くの場合、親友がそばにいるだけで
こうした問題って回避できるんです。

しかし、当の彼女には「彼氏」がいて、
「親友」は、問題の当事者でした。

いっしょにいれば
「どうしてわかってくれないの」

という思いが強くなるだけで、
「死」という選択肢以外考えられない・・・

これが彼女の心理状態です。

愛してやまない『親友』に殺されたのが、
せめてもの救いだったのかもしれません。

ただ私は今、
上手く自分の感情をコントロールできません。

「仕方ない」、「どうしようもない」・・・

そんな風には考えられず、
こうして記事にしました。

同じ年頃の娘がいるだけに、
とても他人ごとのようには考えられないです。

SNSなどが発達したことで、
希薄な人間関係ばかりになったこと。

そういう事も関係しているのかもしれません。

『親友って何?』

“命を預けられるほど”の信頼関係。

死や命の危険について教えない教育。

多分いろんな事が絡んでいるのかもしれませんね。

仏陀の教えにあるように、
このような時期に『問題の切り分け方』や
『欲求』と『欲求への対処』について、
教えられるような環境が必要なのかも。

自殺や他殺に、こうした『承認欲求』が
原因となるケースが多いですからね。

『事件』にまで進まないにしても
我々、大人も対処できていない事が
日常的に良くあることなんです。

子供達なら、なおさらですよね?

子供達を支えられる大人にならないと、と
この事件で強く考えさせられました。