前回は、ネット上の集客に使えるサービスについて説明しました。

今回は、誘導するヒト(アクセス)について考えましょう。

 アクセス数 X 成約率 = 売上げ(成果)

アクセス数を100人から1000人にアップさせれば、
単純に考えて成果は10倍となります。

成約率を1%から、10%にアップさせれば、
こちらも10倍になります。

つまり、成約率が低くても出来るだけアクセスを伸ばしていく方向と、
アクセス数は少なくても、成約率を上げていく方向があります。

「それなら、両方上げればイイんじゃないの?」

そう思いますよね?

確かに、それがベストです。

しかし、上記の式には表されない問題があるのです。

『非常に多くの無属性のアクセスを集めると、成約率は極端に低下する』

抽象的すぎて解り難いですね(^_^;

それでは、
検索エンジンを使って集客した場合を考えて見ましょう。

誘導したいサイトでは、ダイエットサプリの
アフィリエイトをしていたとします。

この時、爆発的なアクセスを集められるからと
ニュース系の記事を書き、「原発事故」や
「消費税増税」等のキーワードで集客したとします。

「原発事故」や「消費税増税」に感心がある人が
サイトに訪れるわけですが、その人達は、
ダイエットサプリの広告に反応するでしょうか?

「たくさんアクセスがあれば、
 その内の何人かは興味のある人がいるんじゃない?」

こういったアクセスのことを、「薄いアクセス」といっています。

訪問するお客様の属性が絞り込まれていない、
反応が薄いアクセスという意味です。

極端な話しをすれば、1日に10万アクセスあるけど
1件も成約しないってコトが起こりえます。

この場合の成約率は“0”です。

ですので、ただアクセスを増やすだけでは
成約率は一定ではなくなってしまいます。

例えば、海外旅行の○○ツアーに参加した人に限定して
自分で撮った写真や、プロが撮った写真を含めて
オーダーメイドの立派なアルバムを
格安で作るサービスがあったとします。

そうですね、4500円としておきましょうか。

この中に、自分達で取ったお気に入りの写真と、
自分達をプロが撮った写真、観光名所の写真。
そして、動画(DVD)もプラスしていたとします。

これを、ツアーの最終日の帰りの道程で
ツアー参加者皆さんの前で予約を取ります。

こうした時の成約率は、
100%に近い数字となります。

私が以前経験したモノでは、3万円のDVDが
107%にもなったことがあります。

商品に、あまり魅力が無くても
このような形で販売すると70%くらいの成約率が望めます。

限定性、特別感を出すことで営業マンの
良し悪しにあまり左右されなくなります。

上記の例で伝えたかったことは、
お客様(アクセス)を限定することで、
成約率は読み易く、確度が高くなっていきます。

つまり、ビジネスとして考えた時に商品の
収支を高い精度で予測出来ると言うことです。

収支を予測できれば、事前に投資することも可能になります。

しかし、そのツアーの参加者自体の数(アクセス数)が、
たった4名しかいなかったら・・・・

「それなら、両方上げればイイんじゃないの?」

はい、その通りです。

単なる無属性のアクセスではなく、
相手を特定したアクセスを増やし、且つ、
成約率を高める工夫をすると言う事です。

【アクセスの質を高める】

最初に示した「ダイエットサプリ」の例で言えば、
「ダイエットサプリ」に興味があるヒト、
いまスグにでも欲しいと思っているヒトに
サイトに来て貰うだけで成約率は上がります。

イメージ出来ますよね?

それでは、どうやって「ダイエットサプリ」に
興味のある人や、スグに購入したい人を集めるのか。

次回まで、考えて見てくださいね。